建築工社の事務所の隣には、木材加工場があります。
木材加工場には、
・茶室や数寄屋を作る時、仮組みする場所
・仕入れた木材をストックしておく場所
としての2つの役割があって、と〜っても広い!
この写真は、大工さんが仮組み作業をしているところ。
今、進行している現場では、数寄屋の意匠を取り入れているところがあるので、その部分の仮組みです。
※仮組みとは
工事現場で柱や梁を組み立てる前に、原寸大の同じ材料をいったん試しに組んで、細かい調整をすること。
仮組みした材料をふたたびばらして、現場に運び、元どおりに組み立てます。
その時見せてもらったのが、このものすごい量の道具。
のみだけでも、100本以上あるそうです!びっくり。
様々な道具を使いこなして、細かな加工をしていくんですね〜。
その中で一際目立ったのが、コレ。
謎の道具。
幅の広い2枚の木片の中に、細い竹ひごのようなものがたくさん挟まっています。
こうやって、角の丸い材料の断面をうつすために使う道具だそうです!
丸い材と丸い材を組み合わせるには、手で刻んで行くしかないですものね。
この道具は、なんと大工さんの手作りだそう。
匠の技ですね。
数寄屋建築自体が少なくなっているので、仮組みして仕上げるような現場は減ってきています。
だから数寄屋ができる大工さんも年々少なくなっていて、、、
大切な日本の文化、できるだけ継承していきたいものです。
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